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残存能力を奪わない介護ポイント集~利用者の特性に応じた介護~

富山県介護福祉士会副会長
舟田 伸司 氏

  • 1過介護にならないために公開中

    過介護にならないために

    今回は利用者に応じた介護の工夫を説明いたします。生活支援であるということから、介護の方法は答えがひとつということはありません。同じ患者さんの介護でも、時間や場面に応じて、介護の違いが出てくるのが当然となってきます。介護者は患者さんの可能性を見出し、引き出し、意欲を導き出すようなコミュニケーションが重要です。患者さん自身が自分の可能性を見出す好循環にもつながります。心が動いてはじめて身体が動くことを改めて意識し、実践していきましょう。

  • 2様々な生活場面での事例から公開中

    様々な生活場面での事例から

    患者さん自身の心を動かす『快』の働きかけを基本に、様々な生活の中で具体的にはどのようなアプローチがあるのか考えてみます。自立を導き過介護を防止するためにも、「視野の中に必要な情報が入りやすい環境の工夫」をし、介護の中で「相手の理解と行動を待ち」、「急かさず、観察しながら介護をする」ことは、患者さん自身が「自分でやっている」という感覚を導き、患者さん自身の意欲の向上にもつながることを理解しましょう。介護自体がアセスメントです。過介護をしないよう意識するということは、観察力の向上でもあります。

  • 3利用者特性による事例から公開中

    利用者特性による事例から

    ここでは利用者特性による事例から様々な介護のポイントを見ていきます。失見当識障害を伴う認知症の方の介護、聴覚に障害がある場合の視野の中に必要な情報を入れる工夫、視線誘導と鏡の介護アプローチ、重度介護の方への自立支援、ボディメカニクスを活用して安楽な姿勢で行う介護など、知識と実践力を高めて習熟して行きましょう。専門職として、生活全般におけるQOLの向上につながるよう、自立の可能性の幅と介護の種類を拡大していくことも重要です。