年間スケジュールSCHEDULE

ホーム » 年間スケジュール » S-QUE院内研修1000&看護師特定行為研修 » 第7回 最新の救急蘇生技術とCABそしてD

Eナース

S-QUE院内研修1000’ & 看護師特定行為研修

第7回 最新の救急蘇生技術とCABそしてD

前橋赤十字病院高度救命救急センター 救急看護認定看護師
小池 伸享 氏

STAGE1〜2

ライブ研修 7月2日(水)/ オンデマンド研修 7月7日(月)〜8月4日(月)

院外心停止症例において心肺蘇生だけではなく、脳蘇生の重要性が強調され、AHAガイドライン2010でもVF症例における脳低温療法はclassⅠで推奨されるようになりました。しかし、現場において普及は充分とは言えず、看護について試行錯誤している状況です。また、来院時心停止症例に対する速やかな経皮的人工心肺補助装置(PCPS)の導入やその管理においても同様です。今回は、救急蘇生技術について最新の知見を踏まえ、お話しいたします。

発信会場:発信会場:PL病院(大阪府富田林市)

第7回 最新の救急蘇生技術とCABそしてD

質疑応答

  • 普段外来におりますので外来の急変によく遭遇するのですが、先ほど先生がおっしゃっていた気づきというのが外来ではなかなか難しいです。外来での気づきについて何か気をつけた方がいいということがあればアドバイスお願いいたします。
    外来患者さんの急変というものは当院でも非常に多く、どのように対応していくのがいいのか常に考えながら取り組んでいます。外来の患者さんに対する観察の仕方ですが、昨年から救急外来は院内トリアージが診療報酬に載ったので、看護師が取れる診療報酬ということでトリアージナースというのが今盛んに全国で取り組まれているかと思います。そのトリアージナースの教育の中で言っているのは、まずは第一印象をとりましょうということを勧めています。第一印象というのは、皆さん直感的に普通にやられていまして、顔色を見ることや、話しているかどうか、呼吸をしているのか、意識はどうなのかということを経験的に行っています。それをきちんと自分の中で文書化してあれば、第一印象を見るときに、あ、この人ちょっとどこかおかしいかもしれないというのが分かります。トリアージナースは外見や、外見意識、呼吸、循環という括りで自分の中で整理をしておき、あ、ここがおかしいということが分かれば、その人を外来の椅子に待たせておくのではなく早期に点滴室に行った方がいいとか、少し順番を入れ替えて先に診察をかけた方がいいといった判断を教育されています。トリアージナースの教育というのは救急外来のナースだけではないと思います。訪問看護のナースや一般外来のナースも確実にそういった考え方や観察が必要になってくると思いますが、今回の説明だけでは不十分だと思いますので是非トリアージナースについて学習を進めて頂くのがより効果的かと思います。