早期離床は術後合併症や廃用予防、せん妄予防など多くのメリットがあるとされています。しかし、早期離床はメリットだけでなく、タイミングや方法を間違えると命に関わる状況につながることもあります。早期離床を成功させるためには、その患者の病態を把握し医師と情報共有をしながら、その患者にあった時期や方法を見極める必要があります。ここでは、早期離床のメリット、デメリットについて解説し、いくつかの症例を通して看護目標を立てながらお話していきます。

発信会場：発信会場：平塚共済病院（神奈川県平塚市）