本研修は、臨床現場に合った実技動画や新人視点の表現が大きな特長です。ガイドラインに準じた新人教育が自信をもって行え、映像のクオリティの高さも魅力です。
Q1: 導入のきっかけを教えてください
これまで他社プログラムを利用していましたが、当院の臨床現場に合わない点があり新たなものを探していたところ、ちょうどS-QUEの新人看護職員研修がリリースされました。当院では、これまでもS-QUEのeラーニングを利用していたので、内容やシステムへの信頼がありました。
また、第三者機関による監査で「厚労省ガイドラインに準じた新人教育ができているか?」というチェックを受けることがあります。本プログラムであれば自信をもってYesと回答できるので、看護管理者としてもありがたいと感じています。
Q2: 最初にご覧になった印象や今後の運用予定について教えてください
実技動画が特に気に入っています。表現や言葉使いが新人視点に立っている点が良いですね。他社製が「手順」視点であるのに対し、S-QUEは新人のレディネス(準備状態や理解度)に寄り添って作成されていると感じます。
QRコードを多用したポケットブックは、若者の感性にマッチし活用の幅を広げています。映像のクオリティが高い点も魅力です。今の新人は映像コンテンツを利用した学習に慣れているため、紙媒体だけでは不十分で、病院にはデジタル時代に合った教育方法が求められています。当院は2025年途中からの契約開始なので実運用はこれからですが期待しています。
なお、本プログラムは新人教育だけでなく院内看護手順としても活用でき価値があります。これまでは他社製の手順に毎年修正を加えてきましたが、それがスタッフの負担でした。今回は細部にこだわらずシンプルに使用する予定です。最新の医療現場の実情に即した内容なので、十分応えてくれるでしょう。
Q3: 今後の期待、展望などについてお聞かせください
新人教育担当者は資料作成の負担が軽減され、その分を個別指導やワーク、ディスカッションの充実に充てられます。映像コンテンツが向上しても対面教育の重要性は不変で、両者のバランスが重要です。
今後の展望としては、「オリジナル動画のアップロード機能」に期待しています。ID数無制限なので、看護師だけでなく多職種も含めた活用が可能です。オンデマンド視聴で、勤務外のスタッフが来院する必要がなくなり、研修やカンファレンスなど応用範囲が広がります。フリーアプリでも同様の活用は可能ですが、履歴管理や確認テストの実施などを考えると、有料オプションであっても導入価値は高いと考えています。