必須研修×ポジコ

医療安全管理部 医療安全管理者 理学療法士
笠井 唯史(かさい ただし)
インシデント報告数も増加し、医療安全が「自分ごと」として行動につながっている職員が増えたと実感しています。
当院は240床の地域中核病院ですが、年間で病床数の50倍を超えるインシデントレポートが提出されており、多い月には1,200件を超える報告が上がることもあります(2025年度時点)。職員一人ひとりが高い安全意識を持って取り組んでいることが大きな特色です。
もともとインシデント報告は活発でしたが、より多職種が気づきを共有しやすくするために、ポジコを導入しました。日々の業務の中で「見て学べる」仕組みを取り入れることで、報告文化をさらに根付かせたいという狙いがありました。
動画は短時間で分かりやすく事例を学べる内容で、若手職員からベテランまで共感を持って受け止められました。ポジコは笑いを通して研修動画をリラックスした気持ちで視聴できるため、様々な職種や年代にも受け入れやすいと感じます。実際に導入後はインシデント報告数も増加し、医療安全が「自分ごと」として行動につながっている職員が増えたと実感しています。
今後はポジコを医療安全だけでなく、他の様々な院内研修やカンファレンスでも活用し、職員同士のディスカッションのきっかけにしたいと考えています。そして「この事例、ポジコでもあったよね」と自然に話題にのぼるくらい視聴数を増やし、安全文化をさらに定着させていきたいです。