特定行為修了看護師
唐澤 誠
当院は病床数394床の急性期病院です。2018年に指定研修機関として指定を受け、現在は急性期分野の区分をメインに創傷関連、長期呼吸関連、栄養及び水分などの在宅関連の区分や、精神関連などの特定行為10区分を開講し、2022年10月時点で院内外の計38名の特定行為研修修了者を輩出しています。
取得後はリソースナースとしての活躍はもちろんのこと、修了者のモチベーションアップに繋がっているという声も多く聞かれます。特定行為の実践件数も、認知度の上昇に伴い飛躍的に増えてきています。今後の活躍の場を広げるために、修了者フォローアップ研修会の開催、特定看護師会の組織、修了者クリニカルラダーの作成等にも力を入れ、この制度を盛り上げていこうと奮闘しています。
当院での研修の特色としては、シミュレーションセンターを活用した生体モデル、トレーニングキットを用いた技術の習得に加え、アセスメント能力の向上を軸に全日病SQUEの充実したe-ラーニングのもと、演習企画に取り組んでいます。
全日病SQUEは、薬師寺先生をはじめとしたe-ラーニング講師陣のわかりやすい講義が多い上に、演習や実習の手引きを使うことによって、慣れない共通科目や区分でも、指導者として使いやすい良さがあります。また、マネージャーとしての受講者進捗状況の管理ページなども直感的に操作できます。
区分別科目
- 呼吸器(気道確保に係るもの)関連
- 栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連
- 呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連
- 呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連
- 創傷管理関連
- 動脈血液ガス分析関連
- 血糖コントロールに係る薬剤投与関連
- 皮膚損傷に係る薬剤投与関連
- 精神及び神経症状に係る薬剤投与関連
- 栄養に係るカテーテル管理(中心静脈カテーテル管理)関連
パッケージ
- なし