クリティカルケア認定看護師/特定行為修了看護師
岩本 雅俊
看護師特定行為指定研修期間としての特色
新古賀病院は、260床の二次救急病院として年間約4000台の救急車を受け入れ、地域の急性期病院としての役割を担っています。 新古賀病院特定行為研修センターは2021年4月に開校しました。 急性期領域の区分から在宅・慢性期領域パッケージまで幅広く履修することができます。 病院全体で看護師特定行為研修の推進に取り組んでおり、臨地実習では現場の医師の協力も手厚く、研修生からは「医師の指導が分かりやすく能力向上につながった」といった言葉も聞かれています。開校時よりSQUEのeラーニングを導入し、臨床に即した内容のeラーニングを受けて臨地実習で学びを深めることができています。
修了者は実際にどのように特定行為を実施しているか
研修修了者は2021年度:21名、2022年度:7名、2023年度:10名となっており、2024年現在38名の研修修了者が現場で活躍しております。 やはり、行為実施数が多いのは「直接動脈穿刺法による採血」と「橈骨動脈ラインの確保」となっており、この2行為に関しては術前の血液ガス採血や、手術・処置時の動脈圧ライン確保など、特定行為研修終修了者の業務として確立している場面も多くあります。
区分別科目
- 呼吸器(気道確保に係るもの)関連
- 呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連
- 循環器関連
- 栄養に係るカテーテル管理(中心静脈カテーテル管理)関連
- 動脈血液ガス分析関連
- 栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連
- 感染に係る薬剤投与関連
- 血糖コントロールに係る薬剤投与関連
- 術後疼痛管理関連
- 循環動態に係る薬剤投与関連
パッケージ
- 在宅・慢性期領域
- 術中麻酔管理領域
- 集中治療領域