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Eナース
S-QUE院内研修1000’ & 看護師特定行為研修
第3回 院内急変を予測できるフィジカルアセスメント [基礎]
吉田学園医療歯科専門学校
三上 剛人
ライブ研修 5月10日(月)/ オンデマンド研修 5月11日(火)〜6月1日(火)
患者急変は突然起こるわけではなく、事前に何らかのサインが隠されています。重要なサインを見逃さないために、フィジカルアセスメントは重要です。ここでは、救急場面でおこなわれるフィジカルアセスメントをできるだけシンプルに考え、患者さんに起こっている重要な異常を見抜けるように、実演を交えながら解説して行きます。
発信会場:発信会場:札幌吉田学園(北海道札幌市)
質疑応答
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- 最近話題のCTASについて教えていただきたいです。
- 院内トリアージが盛んに行われてきているのに関連してご興味があるのかと思います。先ほどのスライドでもCTASを少し紹介しましたが、元々カナダで行われているトリアージのシステムで、非常によく考えられているシステムとお聞きしています。特に日本では小児で注目されていますが、成人版のもありまして、あくまでも災害ではなく院内でトリアージするというものです。現在はカナダのものですが、日本語版がこの先出るようです。
iPhoneでCTASのアプリケーションがあるので紹介します。 http://itunes.apple.com/us/app/ctas/id324742961?mt=8
CTASの研修に出てみての感想は、非常にわかりやすく、根拠がしっかりしているということです。たとえばサチュレーションがいくつだとどのくらいのレベルかというのが、はっきりとエビデンスに基づいて作られ、蓄積されたものが根拠としてあることがわかります。 日本語版が出るのを、私も非常に楽しみにしています。
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- 腹痛のアセスメントについての講義をもう少しわかりやすく教えて下さい。
- 腹痛の患者さんにどう対応するかで悩まれるナースがいると思いますが、腹膜刺激症状を見るときの方法について、もう少し詳しくお話します。マックバーネーの圧痛点のお話をしましたが、一番覚えていただきたいのが、腹部を圧迫して腹壁が固くなる状態の筋性防御と、腹壁を圧迫していた手を急に離した時に痛みが増強する反跳痛。それから圧痛点というのはいろいろありますが、今回スライドでマックバーネーとランツの圧痛点を説明しましが、これがあったら虫垂炎を疑う所見であるということです。
一般的に虫垂炎の疑いがある時のアセスメント手順としては、最初の痛みというのはおへそ周りに出てきます。それから今の痛みとしては右の下腹部。咳をした時の痛みも右の下腹部。ランツやマックバーネーの局所的な圧痛というのも同じく右の下腹部。筋性防御に関してもやはり右の下腹部で起こるということで、虫垂炎の疑いをフィジカルアセスメントで見るときは、最初だけおへそ周りがあって後は右の下腹部に集中しています。
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