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Eナース

S-QUE院内研修1000’ & 看護師特定行為研修

第17回 認知症とせん妄をアセスメントする

横浜市立みなと赤十字病院 認知症看護認定看護師
上野優美 氏

認知症・老年看護 STAGE1〜2

ライブ研修 12月2日(水)/ オンデマンド研修 12月7日(月)〜1月4日(月)

認知症とせん妄は、どちらも認知機能が低下するため判別がつきにくいのが現状です。高齢者は認知症の有病率も高く、せん妄のリスクも高くなります。まして、高齢者で認知症があれば、せん妄のリスクはさらに高くなります。せん妄が遷延することは、入院が長期化するだけでなく予後にも影響してきます。こうした方々に対し、看護師はどのようにアセスメントし支援をしていけばよいか。認知症看護認定看護師として、認知症を中心にせん妄についてもお話ししていきます。

発信会場:発信会場:平塚共済病院(神奈川県平塚市)

第17回 認知症とせん妄をアセスメントする

質疑応答

  • 整形外科で働いていた時に、認知症の患者さんを受け持った時にオペの患者さんもおり、その場にはずっと一緒にいられない時がありました。その時どうしても車椅子に乗せて腰ベルトをして抑制する対応になってしまったことがありました。そのような時に何かよい手立てはありますでしょうか。
    おそらく、時間がある時は動いていても対応出来るので何とも思わないのかも知れませんが、忙しくなると対応が難しくなると思います。ということは、日頃からケアをしていくことが大事になってきます。普段行っていることがいざという時に困ってしまうということになるので、その患者さんが入院してきた時から安定するように、日頃からケアをしていくことが大事かと思います。 自分の仕事をスムーズに行うためにも日頃からのケアが大事です。せん妄なり認知症なり、患者さまとお話した中で見当識を付けていくとか、温かい言葉でいつも声を掛けるといった事が必要だと思います。 忙しくなるなとわかっている時は、私の場合はその前に何度も何度も訪室します。 用事がなくても「今日、私が担当です」「今、大丈夫ですか?」「お元気ですか?」等そんなことを頻繁に患者さまとお話しながら信頼関係を築いておきます。そうすると安定してくださいますのでいざ忙しくなった時に「ちょっと待っていてくださいね」と言っても、今までと同じトーンで話すので「分かった」と返事が返ってきて不安になりません。こちらが忙しいと「ちょっと待っていて」など、ないがしろな対応をするとすぐに不安になってしまうので日頃のケアの積み重ねが忙しい時に役立つと思います。