看護部長
河野 一美
Q:導入のきっかけを教えてください:
当院でも従来からラダーを採用していたのですが、当時使っていたe ラーニングがラダー別ではなかったことがあり、お試しをしてみました。従来のような看護実践の内容ばかりではなく、マネジメントや生涯学習につながるようなカリキュラムが多かったことに惹かれました。
ラダー別の研修を自分達で考えるにしても、何をどうチョイスして組み立てるかなど、整合性がわからなかったのを、専門家が立てたプログラムを使えるということ、そして何よりも廉価であったことの2 つが決めてとなって、導入を決めました。
Q:どういう風に使っていますか?:
S-QUE ラダー別研修は事前課題とグループディスカッションもあるというのがとても良いです。①【病院で必須の研修】と、②【委員会で推奨した病棟ごとの研修】に分け、現在はラダーに縛られずに全て視聴できるようにしています。ある程度ラダーレベルの高い方も、前の段階での話がどうであったか見たい場合もあるし、逆にラダーレベルの浅い方も将来のキャリアビジョンに興味を持てるように、上のラダーの内容を見られるようにしています。
Q:どういう効果が出ていますか?:
以前使っていたe ラーニングは費用対効果が見えなかったのですが、S-QUE クリニカルラダー別研修は講義時間が20 分程度ということ、講師の先生方がスライドの前でアクションを交えて興味を引く講義をされることで、まずはみなさんがとても見てくださるようになりました。面白くないものに人は7 秒で飽きてしまうので、先生方がスライドの前に立って、視覚的に見せることはとても良いと思います。
スタッフに学び続けて欲しいと思うのであれば、ある水準以上のe ラーニングを提供すること、そして取り組む時間を業務内に作るという環境面は組織としての責務だと思っております。
年度末にラダーのステップアップを検討する機会を設けているので、その評価のためにも有効活用できました。