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Eナース
S-QUE院内研修1000’ & 看護師特定行為研修
第23回 呼吸・循環のフィジカルアセスメント(2)
千葉県救急医療センター
箱崎 恵里
ライブ研修 3月4日(水)/ オンデマンド研修 3月6日(金)〜3月20日(金)
クリティカルな現場では看護実践の基盤として、正しいフィジカルアセスメントの知識と技術を習得し、的確な判断能力を持つことが求められています。本講義では、基本を振り返りながら、急変の場合など具体的な症例を挙げて、受講生が呼吸・循環のフィジカルアセスメントを捉えることができるよう内容を構成しました。エビデンスに基づいて呼吸・循環の症状を理解し、その対応を学習します。
発信会場:発信会場:関越病院(埼玉県鶴ヶ島市)
質疑応答
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- 呼吸理学療法について質問ですが、たとえばCOPDなどで患者が運ばれてきた際に、呼吸が苦しそうであれば看護ケアとして安楽な体制に直したり、口すぼめ呼吸を行って呼吸を誘導したりするのですが、呼吸理学療法の技術を持ち合わせていないので、技術がない際に他に良いケアがあればアドバイスしていただきたいです。
- 急性期の呼吸理学療法については、一部のところで熱心にポストリフトとか、呼吸ケアのための色々な手技を使っているところも多いと思います。今お話をうかがった口すぼめ呼吸というのもとても効果があります。理由としては、吐く時にピープ、呼気終末に圧がかかる状況になりますので、肺胞ひとつひとつをなるべく膨らませてあげようという作業になります。あとは安全安心安楽というのもひ とつの呼吸不可をなくす状態なので、それらも救急外来でできる肺理学療法のひとつかと思います。ただ、積極的に呼吸理学療法を勧めるところでは色々な手技をしていますが、急性期にあってはお薬であったり、効果がよくわからないこともあるので、当センターではやっていません。でもできること、安楽な呼吸や口すぼめ呼吸などは積極的にやっていますので、そちらでも続けていただければと思います。
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- 二次救急の病院ですが、高齢者の患者さんが救急で見えることが多いです。事例の中でも心不全や呼吸不全など急性増悪の方など、アセスメントの問診でとても気を遣います。高齢者の方々に一番焦っている大変な時間帯に家族も含めて問診するというので、何かやりやすい問診の方法や対応の仕方などあれば教えていただきたいです。
- 救急外来は突然の発症で動転されている方とか、コミュニケーションがうまく取れない患者さんとかご家族がたくさんいらっしゃいます。その時にスタッフに指導しているのは、コミュニケーションスキルをまず使いましょうということです。相手の言葉を引き出すような対応であったり、声のトーンを押さえるとか、目線を合わせるとか、私たちが皆さんの養護をする看護師ですよという状況を作ってあげてコミュニケーションを始めましょうという話をしています。あと、ひとりの方が話している内容でも、時間が経つと違ってくることがあります。これは理解度というのではなく救急の精神状態でそうなっているという判断をしますので、まずは家族から聞いたら本人に確認するとか、いろいろフィジカルアセスメントをしていってここら辺が合わないと思ったら、もう1回家族に聞いて確認を取ってみると、実はこういうぜんそくの既往があったとか、アレルギーの既往があったとかわかることがあるので、まずはそういう順番でやってみます。特に救急で問診を始める際には、コミュニケーションスキルを持って、相手から色々な言葉を引き出す姿勢や技術を自分たちで磨きましょうということを話しています。
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