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Eナース
S-QUE院内研修1000’ & 看護師特定行為研修
第10回 がん性疼痛と緩和ケア [応用]
杏林大学医学部付属病院
坂元 敦子
ライブ研修 8月19日(水)/ オンデマンド研修 8月24日(月)〜9月14日(月)
長い間、がん性疼痛はがんの終末期に起こる対処困難な身体的問題として考えられてきました。現在では、がん患者の痛みは全人的痛み(total pain)として認識され、薬物療法やその他のケアを適切に選択し実施することで痛みの緩和が図れることも知られるようになってきました。苦痛を緩和するためには、いつも患者の身近にいて支援者となるナースがこれらの治療やケアを正しく理解することが重要です。ここでは、薬物療法を中心としたがん性疼痛のマネジメント、患者への教育、専門職との協働などについて解説します。
発信会場:発信会場:平塚共済病院(神奈川県平塚市)
質疑応答
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- 痛みのために鎮痛薬を飲み、さらに鎮痛薬の副作用予防のための薬も飲む、というのは負担ではないかと考えたことがあります。副作用が出てから対策を取るのではいけないでしょうか。
- 副作用の中にはかなりの割合で出現するものがあります。その副作用が出てしまいますと、痛みの他にさらに苦しい症状が増えます。薬を飲むことの苦痛を考えることも大事な視点ですが、便秘や吐き気など副作用による苦痛の増強の危険性も、私たちは予測し対応しなければなりません。便秘対策の下剤のように継続して使用する必要があるものもありますが、吐き気止めのように、ある期間が過ぎて、嘔気出現の危険が少なくなれば中止できるものもありますので、この点も患者さんにきちんと説明して予防対策を取って行きたいと考えています。
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