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S-QUE院内研修1000’ & 看護師特定行為研修
第15回 極めよう! 最新のストーマケア技術
日本看護協会看護研修学校
中川 ひろみ
ライブ研修 11月4日(木)/ オンデマンド研修 11月9日(火)〜11月30日(火)
近年、腹腔鏡下手術により、ストーマ造設件数が減少している。しかしながら、平成18年度の福祉行政報告例における膀胱・直腸機能障害の新規身体障害者手帳交付台帳登載数は2万5674名と増加傾向であり、一時的ストーマの造設件数は増加傾向にあると推察される。排泄の問題は、ストーマ保有者にとって身体的、精神的、社会的に深刻な影響を与えるため、長期にわたる支援が重要である。ここでは最新のストーマケア技術を提供できるよう、事例を提示し、ケアの実際について解説する。
発信会場:発信会場:国立病院機構東京病院(東京都清瀬市)
質疑応答
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- 被膜材の紹介があったのですが、使用方法としては、ストーマの皮膚保護材の下に被膜をした方が良いのか、それとも周囲に張るテープの貼付部位に被膜材を使用したら良いのか、教えて下さい。
- 被膜材は基本的にはテープ貼付部位に使用します。なぜならば、被膜材には透過性はあるのですが吸水性がありませんので、原則的には皮膚保護材の周囲には使わないことが多いです。ただし臨床では、放射線治療や、化学療法を受けていると、非常に皮膚が脆弱になっている場合があるので、患者の状況に応じて使う場合もあります。
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- 資料でカラー付リング状皮膚保護材というのをはじめて拝見したのですが、これは具体的にどういう患者さんにどのような時に使用するのか教えて下さい。
- まだ販売されはじめたばかりでこれから臨床評価となるのですが、基本的に水様の排泄物の方、固形で高さのあるストーマに使用する必要はないと思うのですが、尿路ストーマとかイレオストミーに使うものです。皮膚保護材の部分が小さいので、接皮面積を確保でき、安定した貼付が可能かと思います。ぜひ評価いただければと思います。
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- 同じくカラー付リング状皮膚保護材についてですが、これは高さがなくてもリングが立っているように思うのですが、それ以下の高さのストーマでも使用できるものなのでしょうか?
- ハサミでカットできるような柔らかい素材のものではあるので、使えるとは思います。ただ、適用としては排泄物の潜り込みを予防する上で、やはり高さがなければ、凸型装具を使われた方が効果的だろうと思います。
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