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Eナース

S-QUE院内研修1000’ & 看護師特定行為研修

第24回 極めたい!エンゼルケアのコツと実際

エンゼルメイク研究会
小林 光恵

ライブ研修 3月16日(水)/ オンデマンド研修 3月22日(火)〜4月12日(火)

エンゼルメイク(亡くなった患者さんの保清や化粧や更衣などの身だしなみの整え)が心豊かなエンゼルケア(貴重な看取りの場面づくり)につながること。また、その取り組みに必要な情報(死後変化の実際と対応のポイント、ならわしについて、綿詰めの考えた、クレンジング・マッサージの提案、コミュニケーションの重要性、声かけのポイント、トラブル対応策など)を中心にお伝えします。

発信会場:聖路加看護大学 看護実践開発研究センター(東京都中央区)

第24回 極めたい!エンゼルケアのコツと実際

質疑応答

  • 顔に傷のある患者さまの場合どのようにカバーをしたらよいでしょうか。
    色々な状態の傷があると思いますが、だいたいどのような傷であっても研究会でおすすめしているのは、次のやり方です。まず「マイクロポア」などの肌色の紙テープで傷が隠れるサイズに切ってテープが重ならないように貼ります。その上に透明の防水フィルム(ドレッシング材)を貼っていただく。またその上にマイクロポアを貼ってからメイクしていただくのが良いと思います。モニターの病院では、テープ、フィルム、テープと貼った上から、乳液などで整えて、その上からクリームファンデーションなどでカバーしております。かなり目立たなくなります。
  • ペースメーカーを取るために、患者さまの身体を切りたくないというご家族がいたらどうしたらよいでしょうか。
    従来の対応ではだいたいペースメーカーを取るという方向でしたが、最近は取らずにお帰りいただくというケースも出てきております。それは、ペースメーカーのままの火葬が問題ないということによります。ペースメーカーは火葬で熱を加えられたら破裂し、破片が出てしまうのですが、ペースメーカーが入っているということが火葬場の方に伝わっていれば、ご家族がご覧になる前に破片は取り除いてくださるそうなのです。ですので、臨床でもペースメーカーを取らない対応が出てきています。火葬場の方、葬儀会社の方と取らないままでも大丈夫かなど情報交換していただければと思います。また、取らなかった場合には、それを必ずご家族から火葬場の方に伝えていただくことが大切です。