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S-QUE院内研修1000’ & 看護師特定行為研修
第5回 看護師がおこなう院内心肺蘇生! [基礎]
吉田学園シミュレーションセンター センター長/救急看護認定看護師
三上 剛人
ライブ研修 6月1日(水)/ オンデマンド研修 6月6日(月)〜6月27日(月)
心肺蘇生はここ10年来、ガイドラインを元にした標準化のもと多くの看護師がトレーニングに関心をもたれているように感じます。このことは、とても素晴らしいことだと思います。ただ、蘇生は一度学習したから終わりではなく、継続して行くことが大事です。日々進歩している蘇生の研究とそれに伴って発表されるガイドラインは5年毎に改訂され、改訂毎に最良の蘇生法を指南してくれています。そこで今回は、私たち看護師が病棟や施設内で新しいガイドラインに沿った最良の蘇生を行うために、どのようなことが必要なのかを映像を使いながら解説して行きます。
発信会場:会場:札幌吉田学園(北海道札幌市)
質疑応答
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- 心肺蘇生中の輸液のスピードというのは全開で良いのでしょうか。
- 蘇生中の輸液療法に関してというのは、明確なエビデンスがあるわけではありませんが、蘇生中に輸液を全開にすると、18ゲージ以上の針を使っている場合、500ccのボトルがあっという間に落ちてしまいます。最初の2~3本は全開で良いかもしれませんが、その後は調整をした方が良いかと思います。太い留置針で取った場合はあっという間に500ccが終わってしまいますので気をつけるようにしてください。エビデンスがないとはいえ、その場に応じた調整をしてください。
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- CPR中の脈拍の確認はどうしたら良いでしょうか。
- 講義中にAEDのところで話しましたが、CPR中の脈拍はAEDをかけたすぐには行いません。モニタのついていない状態で脈拍を確認することが本当にいいかどうか疑問です。モニタのついてない状況では患者の反応が出るといったことをサインとして胸骨圧迫を続けていき、できるだけ中断を少なくすることが必要です。例えば心電図モニタがついているような場合であれば、明らかに心拍が再開された波形が見られてから、脈拍を確認するのが合理的です。
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