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S-QUE院内研修1000’ & 看護師特定行為研修

第11回 最新のケア技術(3)褥瘡の予防と発生後のケア

杏林大学医学部付属病院 皮膚・排泄ケア認定看護師
丹波 光子

ライブ研修 9月7日(水)/ オンデマンド研修 9月12日(月)〜10月3日(月)

褥瘡の予防は、皮膚を観察し、褥瘡発生を予測しケア介入していくことが必要です。また褥瘡発生後のケアでも悪化因子を取り除くケアが必要となります。褥瘡ガイドラインに沿って皮膚の観察方法、予測スケールから介入方法について説明します。また複雑な創傷の実際のケア・介入方法について述べます。

発信会場:会場:江戸川病院(東京都江戸川区)

第11回 最新のケア技術(3)褥瘡の予防と発生後のケア

質疑応答

  • 褥瘡回診をしたところ、ポケットのある方がおられました。講義でもあったように傷のデブリをして、皮膚に合った薬剤を処置するということでよろしいでしょうか。
    原因が取り除かれなければ良くなりませんので、まずはポケットが発生した原因を考えることが必要です。褥瘡部分が感染していればポケットは拡大しますし、感染なのかずれで起こっているのかでは全然違うと思います。感染徴候がなくてずれで起こっていると思われる場合は、まず、ずれを直さなければなりません。よく患者さんに「何の薬を使ったら良いですか?早く治る薬をください」と言われますが、例えば、百万円の薬を使っても原因が除去されなければ悪化しますよと返事をします。除圧とかずれとか原因が取り除かれなければ、いくら高価な薬を使っても治りません。その辺の見極めとケアをちゃんとやっていただくことが必要だと思います。
  • 褥瘡と少し違いますが、圧迫による皮膚トラブルの処置についてどのように対応していったらいいのか不明瞭です。 BIPAPマスクを装着している患者。呼吸状態の安定を図るため、マスクリークを減らすために、やや強めに装着してしまう事があります。義歯は外しており、患者もるいそうがあったりします。デュオアクティブCGFを使用して、隙間を埋めていますが、コスト面でも考慮が必要である事を考えると悩んでいます。ご回答いただければ幸いです。
    BIPAPマスクを装着している患者では、マスクの装着方法が誤っている場合も多いようです。業者の方にもう一度適切な装着方法など確認し勉強会を行ったほうがいいです。マスクが合っていない場合もあります。鼻根部に皮膚トラブルができた場合など、フルフェイスのマスクに変更するのも一つです。きつく締め付けるだけではなく時々マスクを少し浮かせて除圧をしてください。