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Eナース

S-QUE院内研修1000’ & 看護師特定行為研修

第15回 早期離床につなげる周手術期看護~体位管理・ドレーン管理など~

杏林大学医学部付属病院 集中ケア認定看護師教育課程
尾野 敏明

ライブ研修 11月2日(水)/ オンデマンド研修 11月7日(月)〜11月28日(月)

周手術期管理において、早期離床は様々な合併症の予防や日常生活の早期確立のためにとても重要です。不必要な安静は、術後廃用症候群などの発生につながり、回復の妨げになりかねません。手術後の回復は、早期離床がいかに順調に進むかどうかにかかっているといっても過言ではありません。 その早期離床の第一歩が体位管理であると言ってよいでしょう。また術後には様々なドレーンが挿入されてくる場合もあります。体位管理と併せ、周到なドレーン管理も必要になります。ここでは、体位管理と代表的なドレーンの管理の実際についてご説明したいと思います。

発信会場:発信会場:荻窪病院(東京都杉並区)

第15回 早期離床につなげる周手術期看護~体位管理・ドレーン管理など~

質疑応答

  • 日常生活援助の中で患者さんに積極的に身体を動かしていただくことが大事ということをお話されましたが、動きたくないという患者さんもたまにいらっしゃいます。そういった時にはどういった対処をすれば良いでしょうか。
    特に手術後の患者さんの中には「起き上がりたくない」、「動きたくない」、「きつい」という方もいると思います。そのような時は、まずどうして患者さんがそのように言うのかを確認することが重要です。動くことで痛みが増強するのではないかなどと思っている場合もあります。理由をきちんと確認し、痛みを心配してるのであれば、鎮痛剤を使いますといったことを告げることが重要です。また患者さんを交えた「参画型看護」が大事なってきます。患者さんとともにゴールをきちんと設けて共有することが重要です。看護師だけで患者さんを動かした方が良いと思い計画をたてるのではなく、患者さんを交えて考えていくことが必要です。起き上がって立てるようになっていくためには、どのようなケアをどのように行っていくのかという計画を、術前からオリエンテーションなどで共有していくといったことがキーポイントになってくると思います。