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Eナース
S-QUE院内研修1000’ & 看護師特定行為研修
第9回 ストレスマネジメントとモチベーションアップ
神戸大学病院 前 副病院長・看護部長
大島 敏子
ライブ研修 8月1日(水)/ オンデマンド研修 8月6日(月)〜9月3日(月)
『中堅看護職は疲れている』という言葉をよく聞きますが、何に疲れを感じているのでしょう。『看護以外の委員会活動で、自分の時間がない』『休みが取れない』『仕事が時間に終わらない』『職場の雰囲気がよくない』『夜勤時間が長い』『暴言を吐く患者がいる』『社会的に看護が認められない』等々。確かに色々な状況が看護をする環境の中には存在しますが、これらを「ストレス状況」と位置付け、対処することができれば良いわけです。
かつて、同じような悩みを抱えていた私は、師長になりたての時代に受けた研修の仲間と、看護管理の問題解決を図るため、月1回集まり事例検討をしてきました。およそ3000事例を解析し、問題解決能力を身につけました。何が起きても、それが「どうあったらよいか」の目標を考え、対処し、本質的問題(真因)を見極める力が看護管理活動の基盤となり、職場のモチベーションアップに繋がり、明るく、楽しく、元気よく看護が出来る職場ができました。臨床の看護師達に元気になって欲しいので、ストレスを職場のモチベーションアップに繋げるお話をします。
発信会場:発信会場:金沢大学附属病院(石川県金沢市)
■ 第9回研修レジュメを準備しました。ご契約施設担当者の方は、事務局からのメールに記載のページよりPDF資料をダウンロードして下さい。
質疑応答
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- インストラクターはどのような人がなればよいですか?
- 事例検討のインストラクターをケース・リーダー(以下リーダー)と呼んでいます。 事例検討は、参加者自身が自分の経験や価値観に訴えながら、自ら学び獲得するという考え方を促進する場ですから、リーダーの最も基本的役割は、参加者が自発的に啓発できるような条件や雰囲気をつくり、それを発展させるための援助を行うことです。
リーダーは、この問題解決のフォーマットに従いリーディング・プランを立てておくことが望ましいが、議論は、あくまでメンバー中心でなければなりません。
討議途中におけるリーダーは、以下の4項目に留意します。
① 発言の受け入れ、意見の引き出し、証拠となる事実の確認、発言の整理を行う
② 参加者の発言を、それまで出ている意見と関連付ける
③ リーディング・プランで見落とした視点、より深い分析、より創造的なアイディアなどを、より柔軟に受け入れる
④ リーダーとしての態度は、謙虚さ、傾聴、落ち着き、関心、熱意を保持する
参加メンバー相互とリーダー間の良好なコミュニケーションが、討議の進行に大きな影響を及ぼすので、問題解決のフォーマットを机上に置き、キークエッションをタイミングよく参加者になげかけ、討議を盛り上げます。
このフォーマットに従った事例検討を10例くらい解析した体験者が、リーダーになることが望ましいと思います。
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- グループワークでの各役割について、教えて下さい。
- 1グループ10人前後のグループ討議では、その基本役割は以下の通りですが、メンバーが10人以下の場合は、事例提供者が書記を兼ねることもできます。
① 事例提供者 ② ケース・リーダー ③ 板書(参加者が共通して目視できるホワイトボードに記録する担当) ④ 書記(板書内容の記録者) ⑤ 全体討議の発表者 ⑥ タイムキーパー
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- グループ討議の具体的な仕方はどうするのでしょうか
- 役割の決定
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事例提供者が事例を朗読
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続いて、不足情報の収集を20~30分
(この時間は、事例リーダーが参加者に働きかけて決める)
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事例検討の開始 60~90分
これより事例提供者は、解析終了まで発言を控える。
メンバーによるフォーマットに従った解析を行う
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解析終了後は、リーダーが感想を述べる。
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事例提供者にブラック・ボックスを確認、推論をした場合は、正しかったかの確認を行う
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事例提供者の感想
最後に、メンバー全員で事例提供者に感謝して終了となります。
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