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S-QUE院内研修1000’ & 看護師特定行為研修
第22回 今だからこそ知る必要がある災害発生時の院内取り組み
災害看護支援機構 副理事長
山崎 達枝
ライブ研修 2月20日(水)/ オンデマンド研修 2月25日(月)〜3月25日(月)
【訓練は実践の如く、実践は訓練の如く】日本に住んでいるということは「災害の被災地になる」と考えておくべきである。災害での人的被害はすべての人に平等に降りかかり、当然医療従事者や市民も被災者となり、正常の体制で活動を行うことはできない。従って多数傷病者が発生した際、まずは、自分達の住んでいる地域を守り災害からの被害を少なくするために(減災)日頃から自施設のマニュアルに基づいた実践に即した訓練が重要である。病院の日頃の取り組みについて講義と演習で学ぶ機会としたい。
発信会場:発信会場:脳血管研究所 美原記念病院(群馬県伊勢崎市)
■ 第22回研修レジュメを準備しました。ご契約施設担当者の方は、事務局からのメールに記載のページよりPDF資料をダウンロードして下さい。
■ 講義中先生が紹介された書籍をご案内します。お問い合わせは講義テキストに記載の山崎先生のアドレスまで。
「災害時のヘルスプロモ-ション2 減災に向けた施設内教育研修・訓練プログラム」
荘道社 定価 3,990円 (本体3,800円+税5%)
「災害現場でのトリア-ジと応急処置 DVD+book」
日本看護協会出版会 定価2,310円(本体2200円+税5%)
「3.11東日本大震災看護管理者の判断と行動 患者・スタッフをどう守ったか」
日総研出版 定価2,500円(本体2,381円+税5%)
質疑応答
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- 訪問看護、在宅の看護師に向けて今取り組むべき対策や、そういうものが載っている書籍等がありましたらご紹介いただきたいと思います。
- 訪問看護は、在宅している方々の二次災害(自殺や引きこもりなど)があり、今とても大切になってきています。訪問看護は看護師の力量が発揮できる場ですので、私ももっと勉強していきたいと思っています。書籍の名前ですがメールを下されば確認してお返しさせていただきますが、最近、日本看護協会出版会から神崎 初美さん、黒田 裕子さんが「事例を通して学ぶ避難所・仮設住宅の看護ケア」を出しています。
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- 五感を使ってみることが大事だと常々思っているのですが、五感を使う上で気をつけなければいけないポイントなどありましたら教えていただけますか。
- 看護の"看"ってなんでしょうか?手当ですよね。例えば脈を測るというのは、脈の数だけを知る、脈のリズムを知る、脈の強弱を知る、だけではなくて、手を当てることによって患者さんが落ち着きます。これはプラスアルファというのではなくて、これが大切なのだと思います。認知症の人に心電図をとろうとしてもなかなかとれない、その時に大丈夫ですよと手を添えることによって安心して心電図をとれるという事例もあります。救急の場合にすぐモニターで測定するというのではなくて、ちょっと手を触って丈夫ですよ、安心して下さいと患者さんに伝えることがモニターで測る以前に大切なことで、普通に出来ていないと災害が起きたとき突然モニターがないから手を触れましょうということにはならないと思います。だからこそ普段の医療が大切なんじゃないかと思います。
- 五感を使ってみることが大事だと常々思っているのですが、五感を使う上で気をつけなければいけないポイントなどありましたら教えていただけますか。
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- 災害時の救助について質問したいと思います。 今の職場は療養病棟で、99%寝たきりの患者さんが入院してます。 そのうち呼吸器装着者が3人です。 このような場合、火事や地震などの時どのように患者さんを助ければいいでしょうか?
- セミナーの時にもお話を差し上げたかと思いますが、各論で申し上げる事は厳しいですね。 このような問題は非常にデリケートな問題ですので、総論的に申し上げることになります。
それはお一人お一人の患者さんの背景があり、また災害がどの様な影響を与えているかに違ってきます。
火災だけの場合は出火の火元にもよります。 地震発生時は、ライフラインが生きているのか否かにもよりますね。。 その背景によっても随分と違ってきますので、病棟で話し合う必要があると思います。
建物から避難が必要なのか如何なのか、かならずしも地震が発生したからと言って避難をさせなければならないということもありません。
人工呼吸器使用の方は避難は最後に、そして後方病院への搬送は一番先にと考えることだと思います。トリアージで言いますと"赤"タッグとなるでしょうか。避難先も一ヶ所とする。
寝たきりの方が多いとのこと、支援者の確保をいかに得られるかが、大切な事だと思います。また、どのように避難させるのか・・・担架で移動してますと時間がかかります。 ではベッドごと・・・これも大変ですね。では病院・病棟としてどうするのか、方針を検討することも重要な事だと思います。
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