年間スケジュールSCHEDULE

ホーム » 年間スケジュール » S-QUE院内研修1000&看護師特定行為研修 » 第7回 [基礎] 臨床実践に必要なフィジカルイグザミネーション  〜主訴から推理するフィジカルアセスメント

Eナース

S-QUE院内研修1000’ & 看護師特定行為研修

第7回 [基礎] 臨床実践に必要なフィジカルイグザミネーション  〜主訴から推理するフィジカルアセスメント

聖マリアンナ医科大学病院
急性・重症患者看護専門看護師/集中ケア認定看護師
藤野 智子 氏

ライブ研修 7月3日(水)/ オンデマンド研修 7月8日(月)〜8月5日(月)

患者の状態に関して「何か変」という気付き、または「これまでと変わりはない」ということを明確にするためには、フィジカルアセスメント能力が重要ということはおわかりのことと思います。しかし、アセスメントは苦手だなと思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
看護師は患者のベットサイドに最も近い存在ですから、わずかな違いや変化を一番察知している職種と言えます。実はこのわずかな変化の有る無しがとても重要で、入院中に心停止した64名の患者のうち、54名(84%)が心停止する8時間以内に呼吸または意識レベルに異常を来していたとの報告があります 。この変化はわずかな違いで見過ごしてしまうかも知れませんが、是非見逃すことなく患者の安全を守れる看護師としての力を身につけて頂きたいと思います。

発信会場:発信会場:公立昭和病院(東京都小平市)

第7回 [基礎]  臨床実践に必要なフィジカルイグザミネーション  〜主訴から推理するフィジカルアセスメント

■ 第7回研修レジュメを準備しました。ご契約施設担当者の方は、事務局からのメールに記載のページよりPDF資料をダウンロードして下さい。

質疑応答

  • フィジカルアセスメントにつながる情報を取りに行くことが大事だということはよく分りましたが、先輩から情報は持っているのにうまくアセスメントに結びつけられていないと指摘を受けることが多いです。取った情報をどうフィジカルアセスメントに結びつけるのか何かアドバイスがあれば教えて下さい。
    これが特効薬と言ったことはないのだと思います。今日ご紹介したのは、実際に普段私たちがやっていることを整理して書き起すと、こういう段階でアセスメントしているということですが、それを意識してやってみることをおすすめします。実は抜けているところがあるかもしれませんが、意識することにより、まず気づくことにつながります。平均在院日数がものすごく短いことはこの先も変わらないので、変わらない中でどうしていくのかというと、こちらが変わっていくしかありません。1つ1つの事例に流されずに出会った患者さんのことをきちんと振り返ります。それで先輩方と一緒にディスカッションしながら考え方を学んでいく、盗んでいく。ということが私自身の経験からも大事なことかなと思います。 あとはあまり臨床家としては好きではないかと思うのですが、看護理論を使って展開していくというのも1つの方法だと思います。ただ、理論を使っての展開というのは指導者がいないとなかなかできないと思いますので、それぞれの施設の中でも指導していらっしゃる方とコンサルテーション機能などを使って、一緒にアセスメントの展開の振り返りをしていくというのが一番早いかと思います。