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S-QUE院内研修1000’ & 看護師特定行為研修

第3回 最新呼吸療法のエッセンスシリーズ〜ネーザルハイフロー

東京慈恵会医科大学附属病院 臨床工学部 臨床工学技士
奥田 晃久 氏

STAGE1〜2

ライブ研修 5月7日(水)/ オンデマンド研修 5月12日(月)〜6月9日(月)

新しい酸素療法の1つであるネーザルハイフロー。比較的、簡単に使用できることから日本でも多くの施設で使われ始めています。ただし、その適応に関しては未だ強い根拠はなく、どのような場面で使用すればいいか悩んでいる方も多いと思います。そこで、今回は基本的な原理からその適応について、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

発信会場:発信会場:葛西昌医会病院(東京都江戸川区)

第3回 最新呼吸療法のエッセンスシリーズ〜ネーザルハイフロー

質疑応答

  • 患者さんから、流れてくる風が暑いという訴えがある場合にはどうしていますか?
    患者さんから流れてくる風が暑いと訴えがあった場合は、適宜温度を下げています。 ただし、温度を下げると加湿効率が下がってしまうため、分泌物の状態や患者の訴え(痛いなどの)には注意しましょう。
  • 口を開け気味の患者さんの乾燥対策についてどうすればよいですか?
    ネーザルハイフロー使用時に開口してしまう患者さんの場合は、開口時と閉口時で加わる陽圧が変化するため、患者さんには出来る限り口を閉じてもらいます。 どうしても口を開けたままにしていて、酸素化が維持できない患者さんの場合は、ネーザルハイフローから他の治療方法への変更を考えます。
    また、通常口を開けた状態で口腔内が乾燥している患者さんに対して、ネーザルハイフローを使用し口腔内を加湿してあげる方法も存在します。 ネーザルハイフローでは加温加湿器により最適な温度・湿度環境を提供することができるため、口を開けた状態でも十分な加湿を提供できるのです。 そのため口腔ケア目的でネーザルハイフローを使用している施設もあると報告されています。