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S-QUE院内研修1000’ & 看護師特定行為研修
第16回 一般病棟の中での緩和ケアと症状マネジメント
越川病院 がん看護専門看護師
中山 祐紀子 氏
STAGE2〜4
ライブ研修 11月19日(水)/ オンデマンド研修 11月25日(火)〜12月23日(火)
緩和ケアは終末期だけの特別なケア? 緩和ケア・ホスピス病棟でなければ実践できないのでは? と思っていませんか。緩和ケアは病期や療養の場所によらず、実践していくことができます。 今回の講義では、緩和ケアの概念を理解し、頻度の高い苦痛症状を取り上げて症状マネジメントについて解説します。そして一般病棟の中で緩和ケアを実践していくための看護師の役割について、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
発信会場:発信会場:公立昭和病院(東京都小平市)
質疑応答
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- 講義の中で包括的なアセスメントはとても重要であるということで、私もトータルペインの視点で患者さんをアセスメントし、問題点やケアに結びつけるためにはどうしたらいいかということを日々考えているのですが、忙しい中で情報収集をし、問題を共有し、それを解決していくということになかなか結びつかなかったり、人が入れ替わったりすると継続ができなかったりということもあるので、そのような時にスタッフが皆同じ方向を向いて看護が展開できるようにするにはどうしたらいいか教えてください。
- 一般病棟では外科治療をしながら、化学療法をしながら、臨死期の患者さんも多いと思いますけれども、そういったいろいろなステージの患者さんをケアしながらトータルペインの視点で看ていくということは大変だと思います。ただ、患者さんの受け持ちが代わったとしても、看護師は関わろうとする気持ちがあれば自ずと情報が必要になってきます。チームで取り組む上で1人の看護師が沢山情報を持っていてもそれが共有できないことがありますので、やはりカンファレンスを有効に活用していくことが良い方法だと思います。 私の病院ではカンファレンスがうまくできているとは言い難いのですが、それでも自分の受け持ち患者さんのことをもっと知りたい、理解したいと思う看護師は、いろいろな看護師から情報を得て、カンファレンスに参加しています。そういう情報を少しずつ記録に残していくことが大事です。例えば受け持ち看護師がいない日にカンファレンスを開くことがあっても、記録から拾っていけばおおよそのトータルペインの視点で患者さんの全体像を掴んでいくことはできるのではないかと思っています。 決して完璧を目指す必要はないと思うので、日々の小さな積み重ねが必ず大きな実りになるということを信じてやっていくしかないと感じています。
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