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S-QUE院内研修1000’ & 看護師特定行為研修

第23回 急性期患者の呼吸におけるフィジカルアセスメント

小倉記念病院 集中ケア認定看護師
有田孝 氏

フィジカルアセスメント(シリーズ) STAGE1〜2

ライブ研修 3月2日(水)/ オンデマンド研修 3月7日(月)〜4月4日(月)

呼吸は、バイタルサインの一つとして重要な役割を担っております。しかも、呼吸状態が悪化すると、自覚症状として呼吸困難を招いて身体的のみならず、精神的にも多大な苦痛を呈するようになります。そのため、フィジカルアセスメントを用いて急性期患者の呼吸の異常に早期に発見できることと、呼吸状態の回復のためのケアに繋げていくことで、身体的や精神的な苦痛を回避していく必要があります。
本研修では、急性期患者の呼吸におけるアセスメントについての必要な基本的な知識を習得していくことと、アセスメントの方法について理解できることを目的に進めていきたいと思います。

発信会場:発信会場:聖フランシスコ会 姫路聖マリア病院(兵庫県姫路市)

第23回 急性期患者の呼吸におけるフィジカルアセスメント

質疑応答

  • 異常呼吸音のところで、大きく分けて4種類あると御講義していただきました。当院ではカルテを入力する際に統一した記載はないのですが、他のフィジカルアセスメントの講義の時に、ブツブツ音など院内で決めた表現でも良いので統一した方が良いのではないかというアドバイスを頂きました。今の所はまだ実施しておりませんが、統一された表記があるのであれば助言を頂きたいと思います。
    実際に異常呼吸音の表記は決められています。高調性の連続性副雑音というのはWheeze、低調性はrhonchi、粗い断続性副雑音はcoarse crackles、細かいfine cracklesという言い方は国際的に標準化しています。 ただ、なかなかこの呼び方が浸透しておらず、自分の施設でもこの表現はまだ使っておりません。当初はこの4つの副雑音に当てはまる高調性の異常呼吸音を笛音、低調性の異常呼吸音をイビキ音などと表記していたのですが、やはりきちんと副雑音の分類は決まっておりますので、そちらの表記の方が良いかと思います。 ブクブクやボコボコという表現も、前もって決めている場合は良いかもしれませんが、人によってはボコボコがブクブクに、ブクブクがボコボコに聞こえた場合、違う呼吸音に変わってしまう可能性があります。 必ずこういった音には起源がありますので、それに沿ってこういう音が聞こえる時にはrhonchiと表現しましょうとか、fine cracklesと表現しましょうと決めた方が良のではないかと思っています。