年間スケジュールSCHEDULE
ホーム » 年間スケジュール » S-QUE院内研修1000&看護師特定行為研修 » 第2回 チームで取り組む医療安全対策シリーズ 人工呼吸器をめぐるインシデントアクシデント
Eナース
S-QUE院内研修1000’ & 看護師特定行為研修
第2回 チームで取り組む医療安全対策シリーズ 人工呼吸器をめぐるインシデントアクシデント
東京ベイ・浦安市川医療センター 集中ケア認定看護師
戎 初代 氏
医療安全 STAGE1〜4
ライブ研修 4月19日(水)/ オンデマンド研修 4月24日(月)〜5月22日(月)
人工呼吸器に限らず、生命維持装置を使用している場合、患者の観察を含む管理方法を熟知しておかなければ、患者の状態悪化に繋がる可能性があります。インシデントやアクシデントは防げるものもあれば、防げないものもあります。防ぐためには、最低限知っておく知識が必要で、日常の観察と確認が必要になります。防ぎえない事象に関しては、事象が起こっても患者への影響を最小限にするための準備が必要です。この講義では、最低限知っておく必要のある知識と、ベッドサイド物品を含め最小限必要な準備についてお話しします。
発信会場:藤沢湘南台病院(神奈川県藤沢市)
質疑応答
-
- 講義の中でありましたインシデント、アクシデントを全て経験しております。おそらくこの研修受けている方々も経験をされていて、何年も同じ繰り返しているかと思います。どうして減らないのかという部分で、おそらく啓蒙活動や情報の共有化にしてもなかなか確立的なものがないと思うのですが、先生の中で、これは啓蒙としてやってみましたという事例がありましたら是非教えて頂きたいと思います。
- インシデントが起こった時に、その 同じインシデントがまた繰り返されるということをどうやって少なくしていくかということかと思いますが、当院でも医療安全の方からもフィードバックを受けたり、病院の中で情報が共有できるように新聞のような形で出されたりはしています。 1つ案としては、新入職の方があった時に、必ず今まであった事象などもお話できる機会があればいいかと思います。それは特別に医療安全の講義を設けるのではなく、おそらく新人教育の際にいろんな分野の説明をそれぞれの場所ですると思いますが、そういう場で、こういう事象が起こり得るという情報を新人の時から与えておくと、その人たちが育っていった時に忘れないようにしてもらうことはできることかと思います。
-
- 講義の中でありました環境の設定のところですが、人工呼吸器付けていらっしゃる方というのは、回路の他にもいろいろなルート類を付けている方がほとんどかと思うのですが、その時に回路はどの位置にあったらいいのかとか、何か環境設定で気をつけた方がいい点がありましたら教えてください。
- よく配線が床にスパゲッティ状態になっていることを見かけるかと思いますが、それらの配線は必ず1つ1つ輪にして、どのコードがどこに繋がっているのか分かるようにしておくことや、みんながつまずかないようにしておくとか、先ほど説明いたしましたけど、重要な機械の配線には必ず目印をつけておくとか、そういったことは必要かと思います。あとはベッドにテーブルタップを備え付けにしておいて壁からの配線を最小限に することもやりました。結局それは不自由だったようで、元の状態には戻っています。ただ、ベッドによってはベッドから電源を取れるものもあるようですので、そういったものを使うこともできるかと思います。 一番は、ぐちゃぐちゃにしておかないということです。家の配線コードをきれいにしておくように、共有の空間である配線コードも何がどこに繋がっているのかを必ず整理整頓しておくと、つまずくこともなければ誤って抜くことも少なくなるのかと思います。
- 各研修のお申込み
- 年間スケジュール