敗血症って聞いたことはあるけれども、「敗血症って何？」と人から聞かれたら、医療従事者ですら多くの人が答えに窮してしまうかもしれません。それもそのはずで、敗血症の定義はどんどん変化しています。免疫反応の詳細がわかってきているものの、いまいち掴みにくい病態というのが実感ではないでしょうか。 敗血症は死亡率10%、敗血症ショックともなれば死亡率40%とされますが、敵を知らないことには対応のしようもありません。敗血症とは何か、どうやったら早期発見できるのか、敗血症だと認知したら何をしなければならないのか。最新の知見を共有しつつ、敗血症の患者さんを救うための知識を深めましょう。

発信会場：福岡脳神経外科病院（福岡県福岡市）