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Eナース

S-QUE院内研修1000’ & 看護師特定行為研修

第13回 新人からもちたい管理のチカラ

医療法人社団慈恵会 新須磨病院 看護部長
土肥 加津子 氏

看護管理 STAGE1〜2

ライブ研修 10月4日(水)/ オンデマンド研修 10月10日(火)〜11月7日(火)

「看護は何をする人ですか?」と尋ねられたら、どのようにこたえますか。正しいバイタルサインが観れる人?話を傾聴する人?上手に注射ができる人?...どれも間違いではありませんがそれだけでは看護はできません。もう一つ、それが「管理」です。管理は師長や看護部長だけが行うものではありません。実は誰もが日々行っています。 では、看護師に必要な管理とは?ふだんよく耳にするマネジメントやリーダーシップにも触れ、管理のチカラの正体を皆さんと探っていきたいと思います。続きは講義で・・・。

発信会場:福岡脳神経外科病院(福岡県福岡市)

第13回 新人からもちたい管理のチカラ

質疑応答

  • 若手にも管理の力を高めてもらうのに何かコツはありますか?
    管理職になる前、ふだんからマネジメントの視点で物事をみる訓練をすることでしょうか。また、私も教わったことですが、『現在の職位』の一つか二つ上の立場でみたり考えたりすること・・・例えばスタッフだったら主任の視点で、師長だったら看護部長の視点で、といった具合です。そして今の自分にできることを考えること、この訓練をするのは効果的と思います。
  • 管理職をしていて楽しいと感じています。が、それをスタッフに伝えたりするのはどうしたらいいか。何か工夫はありますか?
    講義でもお話ししましたが、まずは管理者自身が管理や仕事を楽しむことではないかな、と思います、しんどくても辛くても(笑)。それを自分なりに全身で示せるといいなと思っています。また、スタッフがマネジメントや管理上でよい仕事をした時や助かった時にはそれをフィードバックすることでしょうか。ほめたり、ありがとうを伝えることって、案外できていないかもしれませんが、とても大事だと思って、私も努力しています。
  • 新人に対する教育でも、こういうことがなかなか難しいです。何から伝えたらよいでしょうか?
    『相手の立場に立って考える』という癖づけを訓練をしましょう。昭和育ちは、人と比べられたり競いながら育ち、相手のことを考える癖づけがありましたが、ゆとり世代など言われている方々は『あなたはそのままでいい』と育っておられることが多いかもしれません。ですから、社会に入って初めて相手の立場に立つことを知る人もあると思うので、例えば初めの3年間などで『相手の立場に立って考える』習慣を訓練すると、きっと力がついてくれると思います、知らなかっただけですから。
    ちなみに「ゆとり世代」はご本人たちがどうこう・・・でなく社会がつくったものと考えましょう。