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Eナース
S-QUE院内研修1000’ & 看護師特定行為研修
第14回 主任からのチームビルディングとリーダーシップ
大阪府看護協会会長
高橋 弘枝 氏
看護管理 STAGE2〜4
ライブ研修 10月18日(水)/ オンデマンド研修 10月23日(月)〜11月20日(月)
医療・看護は1人ではできません。同じ目標を共有するご機嫌なチームが必要です。ご機嫌なチームとは、それぞれ自律したチーム員が、お互いを尊重し、情報共有、役割分担をしながら、共通の目標に向かって、一丸となって挑戦・実行できるチームです。簡単に目標は達成できなくても、共に悩み、考えを出し合い、実行する、そのプロセスを皆が楽しみながら行動できるご機嫌なチームは、職場を活性化させます。人材も育成することができます。結果、質の高い医療・看護が提供できます。今回は、主任をはじめとするマネジャーとして、このご機嫌なチーム作りを考えてみましょう。
発信会場:藤沢湘南台病院(神奈川県藤沢市)
質疑応答
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- ごきげんなチームにするために、活発な意見ができる環境づくりを心掛けてはいるのですが、なかなか思うようにチームに伝わっていきません。どのように関わって行けばごきげんなチームに近づけるのか具体的に教えて頂けますでしょうか。
- 例えばカンファレンスをする時や、こういった議論をしますといった時には、まず必ず告知をしておかないといけません。また、何か意見を持って集まるよう、意見を言うことが役割であることを伝えておかないと、突然集まっても意見は言えません。そして、一人一人の意見について言葉を遮らず、一人一人が意見を言うことがルールになっていけば必ず意見を言えるようになります。
わたしは新人だから、若手だから意見を言えないではなく、あなたたちの立場でどう考えるのか、今あなたの目から見てどうなのか、あなたはどう感じるのか、YES、NOではなくどう考えるか意見を持って集まってもらいます。それで意見が言える環境が楽しければ言うことなしです。
また、主任さんや師長さんは必ずうなずきや反応をしてあげないといけません。相手の意見を受け止めるということが大事になりますので、それを一人一人に繰り返していき、次の議題にも同じようにしていきます。そうすることで少しずつ意見が言えるようになってくると思います。
ファシリテートする時に、自分の中では意見をこのあたりまでまとめたいと考えていても、もし初めのチーム作りの時になかなか意見が出ないような環境であれば、意見をみんなで持ち寄ってみんなで承認していくところから始めていき、私たちはどの段階なのか考えて丁寧な関わりをしていけばいいと思います。
そして前もって告知しておけば、集まる前にそれぞれ話し合ったりしていることと思います。それも大事な点です。組織の中で皆が一つの問題について意見を出し合って方向性が出て行くことが大事です。
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