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Eナース

S-QUE院内研修1000’ & 看護師特定行為研修

第15回 がん患者および家族への社会的側面の支援

NPO法人 がんと暮らしを考える会 理事長
賢見 卓也 氏

がん看護 STAGE1〜2

ライブ研修 11月1日(水)/ オンデマンド研修 11月6日(月)〜12月4日(月)

がん患者の社会的苦痛のケアとして、看護師が専門的に介入できる分野は家族ケアが主なものでした。しかし既に患者のニーズは就労問題・経済的問題も含めて多岐にわたっています。看護師が臨床において期待される役割も変化していますが、がん患者の就労問題・経済的問題に関してこれまで体系的に学ぶ機会はありませんでした。ここでは、がん患者の経済的問題の整理とそのケア方法、就労問題の整理とそのケア方法について説明します。すぐに役立つ患者ケアの方法として、また患者・家族の生活を理解するための基礎知識としての学びの場になればと思います。

発信会場:花と森の東京病院(東京都北区)

第15回 がん患者および家族への社会的側面の支援

質疑応答

  • がんの制度と言いますととても難しく、私たち看護師の方からご家族にうまく説明できなかったりするのですけれども、看護師にはどんなことができるのか教えて下さい。
    講義の中で説明しました「がん制度ドック」のウェブサイトを使ってもらうのが一番便利だと思います。このウェブサイトを思いついたのは、私が訪問看護をしている時に、訪問看護は職場に近いわけではなく、本を抱えて移動するわけにはいきませんので、そういった際にその場で使えそうな制度をお見せしながら利用して頂けるようにしたいとの考えから、社会保険労務士さんやファイナンシャルプランナーさんと一緒に開発したものです。
    新しい制度が見つかるとハッピーだと感じる方もいるかもしれませんが、その方にとって何も新しい情報が出てこなかったということも少なくありません。言い方の問題もあるのですが、相談された方へ「今使えている制度はきちんと使えているので、使わなければいけない制度の取りこぼしはありません」という言い方もできます。「検索結果で知っていること以外何も出てこないじゃないか」と苦情が入るケースもある一方で、「全て知っていたけれども取りこぼしがないことが分かって安心しましたと」いう声もありますので、そういったことも踏まえてコミュニケーションのツールとして使って頂ければよいかと思います。