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Eナース

S-QUE院内研修1000’ & 看護師特定行為研修

第15回 認知症看護に必要な対人援助の根拠と技術―行動神経学の視点から―

医学博士・保健学修士/株式会社日本ヒューマンヘルスケア研究所所長
中村 裕子 氏

STAGE1〜2

オンデマンド研修 11月9日(月)〜12月7日(月)

認知症とは、脳疾患が原因で実行機能や言葉、記憶など『神経認知領域の機能障害』が生ずると同時に、日常生活の自立が難しくなるdisease (疾患)と、DSМ第5版に定義されています。そして認知症の人が生活環境や人間関係などでストレスを受けると、行動や心理面に乱れが生じ、結果として介護者や看護者を悩ませる状態、すなわち認知症に特有の行動心理症状(BPSD)が出現してしまいます。
看護師が臨床現場で認知症の患者さんを担当する場合には、このような状態に至らせないよう、あるいは症状を落ち着かせるために、適切な“対人援助法”を理解しておくことが求められます。本講義では、認知症特有の行動思考面の症状(神経認知領域の障害)の発現に対する“生活環境や人間関係”が与える影響について行動神経学の視点から理解を深めると同時に、これらの知見に基づく認知症の対人援助の実践法が“看護現場に必要な技術”であることに気付き、認知症患者との関わりの中に活かすことを目指します。

第15回 認知症看護に必要な対人援助の根拠と技術―行動神経学の視点から―