2022年診療報酬改定は、2024年同時改定を踏まえて、病床の役割・機能強化が図られ、厳しい内容となりました。救急及び専門的治療に特化した病院にとってはメリットと言える加算等が設定されるも、その機能の維持を続けるには、タスクシフト・タスクシェアの取り組みが必須であり、患者さんのためにという視点での意識改革が求められます。地域包括ケア病棟においては、サブアキュート的な役割が求められ、今までのベッドコントロールの仕組みの見直しと、地域からの受け入れ強化に向けての地域連携室機能の強化が必要です。DPCにおいては、入院期間Ⅰの点数はアップするも入院期間Ⅱ・Ⅲの点数はマイナスとなり、全てを院内の後方病床での対応が難しくなること、在院日数短縮が必須となるために回転が求められ、より一層地域の医療機関との連携が求められます。そこで、改定内容も踏まえて、入院・外来・訪問看護の対応策と看護部門に求められる取組についてお伝えさせていただきます。

講　演
「看護職のための診療報酬UP講座」

　　　　　　株式会社　リンクアップラボ 代表
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 酒井 麻由美　氏