新型コロナ感染が終息しないまま、相変わらず医療側への負担が続いていますが、一方で、働き方改革で業務分担の見直しや、医療従事者の確保にも迫られています。また、少子高齢化が加速し、かかりつけ医機能の整備や、地域の医療格差・偏在の是正にも取り組む必要があります。山積する課題を抱えたまま2023年を迎えましたが、医師の働き方改革の手順や、看護師特定行為に代表される業務移管の方向、マイナ保険証や電子処方箋等の医療DXの動向など、当面のいくつかの課題について、具体的な対応策と今後の展望について考えてみたいと思います。看護からの視点でも、国の施策で全看護職に向けて看護補助者とチーム協働を進められたこと、日看協から看護職の「タスクシフト/ タスクシェア」が示されるなど明確な姿が見えて来る中、准看護師の活用の促進も考えていきたいところです。このセミナーでは日本大学名誉教授 大道久先生と東京都看護協会前会長の山元惠子先生をお招きして、2023年医療、看護の動向と今後の展望について考察いたします。

講演 l
2023年 病院医療の展望～業務再編の徹底と医療DXの推進に向けて～

　　　　　　日本大学名誉教授
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 大道　久　氏

講演 ll
2023年 看護の動向と展望〜看護の価値を生み出すこと

　　　　　　東京都看護協会前会長/ 富山福祉短期大学看護学科長
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 山元 惠子　氏

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