心臓病に「待った！」はありません。臨床の最前線では、どの診療科目で働く誰もが心臓病と対峙し、正しく診断して初療しなければならない機会に遭遇します。そのマネジメントの第一歩となるのが、心電図の判読です。侵襲なく、速やかに診断を確定できる心電図判読を避けて通ることはできません。しばしば「モニター心電図がわかれば十分」という声を耳にしますが、実はモニター心電図の過信にはたくさんの危険が潜んでいます。モニター心電図では正しく診断できない場面も少なくなく、今の時代はどの診療科目で働く誰もが12誘導心電図を判読することが求められています。今回は、モニター心電図を卒業し、１２誘導心電図をかんたんに正しく判読できるエッセンスを解説します。循環器専門だけでなく、どの診療科目で働く方々にも広くおすすめできる心電図判読の集大成となる内容です。ぜひ、ご視聴ください。