ライブラリLIBRARY
ホーム »
ライブラリ »
ワンポイントEナース »
CHAPTER29
ドレーン管理②
ワンポイントEナース ライブラリ
CHAPTER29
ドレーン管理②
防衛医科大学校病院 集中ケア認定看護師
野島 亜紀 氏
-
1胸腔ドレーンの仕組みと挿入中の観察ポイント公開中
胸腔ドレーンは、胸腔内にチューブを挿入して貯留した気体や液体を排出し胸腔内の圧力を正常にする目的で挿入されます。内科、外科を問わず使用されていますが、胸腔ドレーンの仕組みがなかなか理解しにくく、デリケートな観察が必要なため苦手に感じる人も多いと思います。今回の講義では、胸腔ドレーンの仕組みと挿入中の観察ポイントについて、臨床の現場で実践しやすいようにわかりやすく説明していきます。
-
2脳室ドレーンの仕組みと挿入中の観察ポイント公開中
脳室ドレーンは、脳室内出血やくも膜下出血、髄膜炎、水頭症などの疾患で脳室から持続的に髄液を体外に排出して頭蓋内圧をコントロールする目的で挿入されます。髄液を排出するため、オーバードレナージや髄液の逆流防止のため厳重な圧の設定・管理が重要となります。また、頭蓋内腔は感染に弱いため、清潔操作を徹底する必要があります。本講義では、脳室ドレーンの管理・観察ポイントをわかりやすく説明していきます。
-
3腹腔ドレーン挿入中の観察ポイント公開中
腹腔ドレーンとは、腹腔内に発生した膿、血液、消化液などを体外に排出することや、減圧を目的として挿入されます。腹腔とは、横隔膜から骨盤腔までの範囲を指し、様々な部位に挿入されるため、混同しないことが大切です。また、挿入部位により正常・異常の基準が異なるため、どのような目的で挿入されているのかを理解することが重要です。今回は、挿入中の経過を知り異常を早期発見するための観察ポイントをわかりやすく説明します。