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CHAPTER35
栄養管理
ワンポイントEナース ライブラリ
CHAPTER35
栄養管理
東海大学医学部付属病院 集中ケア認定看護師
池田 優太 氏
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1経腸栄養法:経鼻経管栄養法公開中
栄養療法の種類は経腸栄養法と静脈栄養法があり、腸管が機能している場合には経腸栄養法が優先されます。経腸栄養法の目的は栄養状態の改善や腸管機能の維持です。経腸栄養法には鼻からチューブを挿入する経鼻経管栄養法と胃瘻・腸瘻からチューブを介して投与する胃瘻・腸瘻栄養法があります。栄養剤投与の体位や速度により腹部症状や下痢、嘔吐の恐れもあります。ここでは、短期的に用いる経鼻経管栄養法の技術や管理について学んでいきます。
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2経腸栄養法:胃瘻(PEG )・腸瘻栄養法公開中
胃瘻・腸瘻栄養法は長期的に経口摂取が難しい場合に胃瘻、腸樓を作成し、栄養療法を行います。胃瘻、腸瘻とは、外科手術や内視鏡手術によって人工的に作られた胃もしくは腸と皮膚のあいだの瘻孔のことです。内視鏡を用いて胃瘻を作る方法をPEGといいます。誤嚥や嘔吐による誤嚥性肺炎の恐れがあります。また瘻孔のスキントラブルの恐れもあります。ここでは、胃瘻、腸瘻の技術や管理方法について学んでいきます。
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3静脈栄養法:末梢・中心静静脈栄養法公開中
静脈栄養法は、消化管が機能していない場合や経口摂取、経腸栄養法によって栄養摂取が不十分な場合の栄養療法です。静脈栄養法には末梢静脈栄養法と中心静脈栄養法があり、長期投与が予測される場合は中心静脈栄養法が選択され、高カロリー輸液による栄養補給が可能となります。静脈炎やカテーテル感染のリスクもあり、感染管理も重要です。ここでは、末梢静脈栄養法と中心静脈栄養法についての技術や管理について学んでいきます。