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CHAPTER2
看護補助業務における医療安全1
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CHAPTER2
看護補助業務における医療安全1
関西看護医療大学看護学部看護学科 教授
箕浦 洋子氏
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1患者の安全を考慮した業務の遂行公開中
病院では医療法で定められた医療安全管理が徹底して行われているため、看護補助業務を遂行する中で、患者さんの医療安全について常に意識しなければなりません。ここでは医療安全に関わる法的な側面、共通言語としての用語の理解、インシデントを起こす要因などについて解説します。また、インスデントを起こさないための具体的な行動として、ほう・れん・そうの習慣と必要性について、具体例を交えて学んでいきます。看護補助者は、看護職員とともに、患者さんの最も近い存在として、日々業務を行っています。リスク感性を持ち、連携して安全対策を行っていきましょう。
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2移動・移送時の安全の確認公開中
看護補助者が行う移乗・移送は、単独で行う場合は、複雑なケアは必要としない患者さんがほとんどです。一方、看護師と協働して行う場合は、点滴ラインが入っている患者さんであったり、心電図モニター装着中など、複雑な確認や技術を要する場合が多くなり、看護師の指示の元で行います。日常的に看護補助者の直接ケアとして多く行われる移乗・移動について、行うことができる判断フローの基準を頭に入れ、安全な移乗・移動のための具体的な注意点を理解し、実施して行きましょう。
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3転倒・転落予防のための支援公開中
患者さんの転倒によるインシデントの防止対策として、転倒を抑制する対策と転棟後の被害を最小限にする対策があります。それぞれ様々な具体的な対策が挙げられますが、看護補助者が転倒・転落予防のために行うことのできる支援は、主に環境整備と見守りです。これらの2つは、リスク回避のために重要なケアです。毎日行っている環境整備ですが、転倒・転落の予防を念頭に入れながら、責任感を持って臨んで行きましょう。