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CHAPTER38
排泄援助
ワンポイントEナース ライブラリ
CHAPTER38
排泄援助
海老名総合病院 集中ケア認定看護師
小島 美保 氏
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1浣腸(グリセリン浣腸、高圧浣腸)公開中
浣腸は、便秘による自然排便が困難な場合や手術・検査の前処置として医師の指示のもと行います。実施時は、ショック症状の出現や直腸穿孔などの合併症を引き起こす可能性があります。そのため、排便のメカニズムを理解し、効果的に排便を促すことが大切です。今回は、腸の解剖学的走行に基づいた体位、適切な挿入長さなどのポイントを理解し、安全に浣腸を実践できるよう手技を学んでいきます。
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2摘便公開中
摘便は、脊髄損傷による外肛門括約筋の障害や腹圧がかけられず自力で便を排出できない場合、また直腸内に大量の便が溜まって自然排出困難となっている場合に行います。排泄は人間の最も基本的な生理的欲求であり、便秘は、患者にとって大きな苦痛となります。そのため摘便は、安楽を得るために必要不可欠になりますが、その一方で、患者にとって羞恥心を伴います。中でも摘便は、直腸内に指を挿入する苦痛の強い手技です。今回は正しい方法で安全、効果的に実践できるよう手順を説明します。
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3導尿(間欠的導尿、持続的導尿)公開中
導尿は、尿路閉鎖がある場合、神経因性膀胱、重症患者の尿量管理などの際に膀胱内にカテーテルを挿入し、尿排出する目的で行います。診療科や疾患を問わず、日常的に行う看護技術ですが、尿道損傷などの重大な合併症や尿路感染症を起こす可能性があります。そのため、男性と女性の解剖学的違いを理解し、清潔操作で安全に行う必要があります。今回は、男性と女性のそれぞれ手技のポイントを理解し、清潔操作で実践できるよう学んでいきます。