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介護技術研修 ライブラリ

●介護施設における感染対策と衛生管理

富山県介護福祉士会 副会長
舟田 伸司 氏

介護プロフェッショナルキャリア段位制度対応

  • 1感染や予防の基礎知識公開中

    感染や予防の基礎知識

    施設での感染の被害は最小限にすることが望まれます。感染症を予防する体制を整備し、平常時から対策を実施するとともに、感染症発生時には感染の拡大防止の為に、迅速で適切な対応を図ることが必要となります。全ての職員が基本的な知識を得ることで、感染防止について同じ視点を持つことができる環境づくりが重要です。高齢者介護施設において、病原体を持ち込まない、病原体を持ち出さない、病原体を拡げない、この3つが重要と心得て、その基本となる標準予防策(スタンダード・プリコーション)と、感染経路別予防策を学びます。

  • 2手指衛生、個人防護具の使用公開中

    手指衛生、個人防護具の使用

    見た目の手の汚染がある場合や、血液や体液、排泄物などによる手の汚染がある場合は、流水と石けんによる手洗いを行い、見た目の汚染がない場合や流水と石けんで手の汚染を除去した後は、擦式アルコール消毒を行います。正しい手洗いと速乾性アルコール製剤による手指消毒の手順を理解します。また、個人防護具の着脱については、清潔部位と不潔部位の理解をすれば、手順理由が見えてきます。不潔部分で清潔部位に触れないことを意識し、正しい順番やその方法を理解します。

  • 3環境整備、感染経路別予防策など公開中

    環境整備、感染経路別予防策など

    接触感染予防策、飛沫感染予防策、空気感染予防策など、それぞれに対する予防策を、スタンダード・プリコーションに追加して行います。学んだ感染対策知識を活かすためにも、日々の観察が大事な実戦となります。発熱、嘔吐、下痢、咳や咽頭痛、鼻水、そして発疹など直接関わる介護だからこそ、日々との比較、変化を早めに発見しましょう。そして、いざ感染症が発症してしまった場合は、早期発見・早期対応が望まれます。