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腹膜透析

杏林大学医学部付属病院 透析看護認定看護師
濱井 章 氏

  • 1CAPD(連続携行式腹膜透析)公開中

    CAPD(連続携行式腹膜透析)

    腎代替療法のひとつとして腹膜透析があります。患者自身の腹膜を利用して透析を行う方法です。腹腔内に透析液を貯留し、物質の交換と体に貯留した余分な水分を除水します。その方法として日中に数回透析液バッグを交換する方法(Continuous Ambulatory Peritoneal Dialysis:略称CAPD)と就寝している間に器械を使用して自動的に行う方法(Automated Peritoneal Dialysis:略称APD)があります。今回はCAPDのバッグ交換の手技について説明します。

  • 2APD(自動腹膜透析)公開中

    APD(自動腹膜透析)

    APDは就寝中に器械を使用して自動的に透析を行う方法です。治療前に回路のセッティングを行う必要があります。就寝前にセッティングされた回路と、患者の透析カテーテルを接続し治療が開始されます。治療時間は患者の睡眠時間にあわせて設定し、透析液の種類や量、交換回数は医師が処方します。回路のセッティングから治療開始、取り外しまで一連の操作について説明します。

  • 3腹膜透析の感染症対策公開中

    腹膜透析の感染症対策

    腹膜透析は患者が自宅で行う治療のため、自己管理の指導が重要になります。特に手技の習得は必要不可欠です。誤った手技で治療を行うと腹膜炎や出口部感染など合併症を起こす可能性があります。ここでは、腹膜透析に起こりやすい感染症と、早期発見するための観察ポイント、カテーテルケアとシャワー浴・入浴時の方法について学んでいきます。