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CHAPTER17 採血の手技
日本赤十字医療センター 集中ケア認定看護師
西村 基記 氏
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1静脈採血公開中
静脈採血は、血液検査などの臨床検査を行う上で重要な採血法の一つです。血液検査は疾病の診断や予防、病態の変化や悪化予防のため頻繁に行われます。看護師は医師に指示のもと静脈穿刺を行い、検体を採取します。安全で確実性の高い採血技術は、看護師として必要な看護技術の一つです。また確実性、正確性の高いスキルは、患者さんとの信頼関係を築くことに繋がります。今回は、採血に適した血管の選定や穿刺時のコツなど実際に採血を行う為のポイントを学んでいきます。
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2動脈ラインからの採血公開中
動脈ラインは、直接動脈にカテーテルが留置され、圧トランスデューサーを用いて観血的に血圧測定を行うものです。これは手術室や集中治療室などで良く用いられる方法です。患者さんの採血が必要な場合は、動脈ラインから直接採血を行うことができます。今回は閉鎖式回路の動脈ラインを使用して、実際の採血方法を学んでいきます。
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3血液培養採血公開中
血液培養とは、患者さんから採取された血液から感染症を引き起こす微生物が血液中にいないかを調べる検査法です。微生物検査の中でも重要な検査で、感染により敗血症や菌血症が疑われる場合に行われます。原因菌の同定と適切な抗菌薬の選択に重要な検査となります。採血は、常在菌による汚染(コンタミネーション)が起きないよう清潔操作で行われ、十分に注意して検体採取を行う必要があります。今回は、その採血手技について解説します。