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CHAPTER18 フィジカルアセスメントII 脳神経系

目白大学看護学部看護学科 脳卒中リハビリテーション看護認定看護師
柴本 はる菜 氏

  • 1NIHSS① 「意識レベル」「最良の注視」「視野」「顔面麻痺」公開中

    NIHSS① 「意識レベル」「最良の注視」「視野」「顔面麻痺」

    NIHSS(National Institutes of Health stroke scale)は米国立衛生研究所(NIH=National Institutes of Health)が策定した脳卒中評価スケールです。再現性に優れており信頼性が高く、アルテプラーゼ静注療法における予後の予測に役立つことから、世界中で最も一般的に用いられています。評価は15項目からなり、各項目の素点を合計します。ここでは「意識レベル」「最良の注視」「視野」「顔面麻痺」を説明します。

  • 2NIHSS② 「運動」「四肢失調」公開中

    NIHSS② 「運動」「四肢失調」

    NIHSSは簡便で系統化された診察方法により短時間で患者の重症度を点数化できます。各項目の素点を合計し点数が大きいほど、重症度は高いと判定されます。ここではNIHSS評価項目の「運動」「四肢失調」を説明します。「運動」はNIHSS評価項目の中で最も点数配分が大きい項目です。評価方法は独自のルールがあり、評価者は手順に沿って正しく施行できるように習熟する必要があります。

  • 3NIHSS③ 「感覚」「最良の言語」「構音障害」「消去現象・注意障害」公開中

    NIHSS③ 「感覚」「最良の言語」「構音障害」「消去現象・注意障害」

    NIHSSの活用は、多職種間において患者の症候に関する共通認識を持つことができます。 看護師が適切にNIHSSを評価できることは、治療や診療に役立ちます。ここで説明する項目は「感覚」「最良の言語」「構音障害」「消去現象・注意障害」です。やや難解な項目ですが、評価者により結果や測定時間に差が生じないよう、正確かつ迅速に評価することが求められます。また、NIHSSは患者の協力を必要とするため、負担や苦痛を与えないよう評価者がスムーズに評価できることも重要なポイントです。