ライブラリLIBRARY
ホーム »
ライブラリ »
ワンポイントナースエイド »
CHAPTER7
感染2 身につけたい感染予防の技術
ワンポイントナースエイド ライブラリ
CHAPTER7
感染2 身につけたい感染予防の技術
関西看護医療大学看護学部看護学科 教授
箕浦 洋子氏
-
1スタンダードプリコーション~廃棄物、鋭利器具の取り扱い~公開中
標準予防策(スタンダードプリコーション)は感染症の有無にかかわらずすべての患者さんの血液・体液,粘膜,傷のある皮膚を感染の可能性のある物質として対応する12の予防策で、看護補助者に関連し、知識、技術として知っておくことが必要な項目は10項目あります。今回は医療廃棄物管理について考えてみます。医療廃棄物は、まずは感染性廃棄物から感染を拡げないこと、職員への曝露を防止することを目的に適正な管理を行う必要があります。感染性廃棄物の判断基準を確認しながら、特に鋭利な廃棄物は慎重に廃棄を実施しましょう。
-
2スタンダードプリコーション~使用機材、器具の取り扱い~公開中
器材はその種類ではなくて、どのように使用されるか、使用時に患者が受ける感染のリスクはどうかを考え、処理方法が考えられています。感染管理で使用されている分類はスポルディングの分類で、使用用途等によりクリティカル器材、セミクリティカル器材、ノンクリティカル器材に分類されています。その考え方を理解し、まずは処理方法である洗浄、消毒、滅菌について考えてみましょう。特に滅菌法については看護補助者の責任ある業務のひとつですので、組織の一員として知識と実践を結びつけて実施していきましょう。
-
3曝露予防~リスク要因を知る公開中
感染症における曝露とは、感染源となる微生物(細菌,ウィルス)などに感染する危険に身がさらされることで、日常の業務の中で発生する可能性があります。看護補助者が感染症に曝露するリスクがある業務は、排泄物の廃棄、吐物の片づけ、使用機材、器具の片づけ、使用済み針の片づけ、清掃時の接触、直接ケア時の接触などがありますが、特にリスクの高い針刺し・切創などには細心の注意を払わねばなりません。ここではあらためて防止のための注意点から、曝露した場合の対応について解説をします。スタンダードプリコーションを徹底し、曝露防止の意識を持ちながら、安全な業務を進めて行きましょう。