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CHAPTER8
身体の清潔に関する業務
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CHAPTER8
身体の清潔に関する業務
関西看護医療大学看護学部看護学科 教授
箕浦 洋子氏
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1入浴・シャワー浴の介助公開中
入浴・シャワー浴の効果は清潔保持だけでなく、リラクゼーション効果も期待でき、患者さん自らの治癒力を促すためにも日常生活援助の中で重要な援助です。同時に血圧の上昇などの身体変化によるリスクもあることから、患者さんの全身状態の観察をし、治療・処置による制約や環境条件を鑑み、患者への負担、援助の範囲や程度、介助者の人数などを判断して看護職員が方法を決定していきます。ここでは看護補助者が患者さんの意向を確認しながら、安全に配慮し、丁寧な援助を行う手順や実際を見ていきます。
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2部分浴(手浴・足浴)、洗髪・整容の介助公開中
部分浴は、身体的制限により入浴やシャワー浴ができない患者さんにとって、清潔の保持のみでなく、お風呂に入ったような爽快感を得られる、清潔援助の中でも大切な援助のひとつです。看護職員と共に患者さんの状態を評価し、安静度、下肢や上肢の可動域、知覚・運動障害の有無、循環障害の有無、皮膚の状態から実施方法を決定します。ここでは手軽にリフレッシュできる手浴、血行を良くしてリラックスできる足浴、爽快感ある洗髪、自分らしさを表現できる整容について、手順や実際を見て学んで行きます。
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3全身清拭、寝衣交換公開中
全身清拭には、入浴が難しい患者さんに対しての皮膚の汚れの除去をして清潔を保つ、感染防止、患者さんに爽快感を与え、精神面をケアするなど、さまざまな効果があります。清拭の実施にあたっては、患者さんの全身状態、治療・処置による制約や環境条件に加え、患者さんのプライバシーや羞恥心に配慮しながら、手際よく実施できる技術が求められます。ここでは、清拭・寝衣交換の手順と実際について学び、注意するポイントをお伝えします。