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CHAPTER9
移動(移乗)・移送に関する業務(援助)
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CHAPTER9
移動(移乗)・移送に関する業務(援助)
関西看護医療大学看護学部看護学科 教授
箕浦 洋子氏
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1体位変換公開中
体位変換とは、自分では体位を整えることができない患者さんの身体を、人為的に回転・移動させて、向きや位置を変えることで、患者さんに直接行う看護業務の中で、日常生活援助として看護補助者に依頼される機会が多い内容です。単独で行うことも多いので、患者さんの全身状態、安静度、身体の可動障害の有無と部位、程度のほか、安楽な体位など患者さんの好みや要望を、看護職員と情報共有を行い確認することが大事です。安全に実施できるように技術を習得し、患者さんの気持ちや置かれている状況など個別性を汲み取りながら実施していきましょう。
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2車椅子での移動 (移乗)・移送公開中
車椅子での移動・移送の目的は、車椅子を用いて、安全かつ安楽に目的の場所へ移動することです。
座位は可能ですが、歩行できない患者さんが対象となります。患者さんの状態を確認し、安全な方法を確認しながら、患者さんに応じたタイミングを考え実施することが大事です。ここでは事前の準備から、患者さんの状態に応じた車椅子移動の方法を確認し、手順に沿って安全な移送について動画で理解していただきます。 -
3ストレッチャーでの移乗・移送、歩行介助公開中
ここではストレッチャーでの移動・移送と、杖などでの歩行介助について学びます。ストレッチャーでの移動・移送の目的は、自力で体動が困難で座位が保持できない患者さんやベッド上の安静が必要な患者さんを、寝たままの状態で安全かつ安楽に、目的の場所へ移送することです。患者さんに直接行う看護業務の中で、看護補助者に依頼される機会が多く、複数で行うのが基本です。歩行介助は、加齢や治療の侵襲などで運動機能の低下があり、1人で歩行移動が不安定な患者さんが対象となります。いずれにせよ、安静度など看護職員との情報共有を行い、患者さんの状態をお互いに確認することが重要です。