ライブラリLIBRARY

ホーム » ライブラリ » ワンポイントEナース » CHAPTER19 血液透析

ワンポイントEナース ライブラリ

CHAPTER19 血液透析

東京女子医科大学看護学部看護学科 認定看護師教育センター透析看護 助教
山内 英樹 氏

  • 1プライミングの手順公開中

    プライミングの手順

    血液透析におけるプライミングは、ダイアライザと血液回路内の微細な塵、膜の保護剤などを洗浄、回路内を生理食塩液や透析液で充填し空気を除去し、治療が開始できる状態にすることを目的としています。またプライミングの一連の手順においては、ダイアライザや血液回路の破損、不良の有無を観察することも安全な透析を実施するために重要です。今回はプライミングの手技と異常の発見など注意するポイントを説明します。

  • 2透析開始から透析中のトラブル対策公開中

    透析開始から透析中のトラブル対策

    透析中の患者は、体外循環に伴う循環血漿量の減少や過除水による身体への影響などから、透析に伴う症状が出現することがあります。また機械側もしくは患者側のトラブルなどもさまざまなタイミングで起こり得る可能性があるため、看護師は透析条件および設定の確認、透析中の患者の観察などを通して、トラブルを未然に防ぐことが重要です。今回は透析中の安全確認ならびに観察、症状・トラブル対策について説明します。

  • 3返血から止血までの手順公開中

    返血から止血までの手順

    返血の目的は, ダイアライザと血液回路内の血液を清潔・安全に体内に戻すことです。返血に際しては、透析中の指示が完了しているか等、返血操作直前のチェック項目を確認した後に返血します。特に止血手技はシャントに与える影響も大きいため、後々シャントトラブルを起こさないように注意して確実な止血を実施する必要があります。今回は、返血操作から、抜針・止血までの一連の手順について説明します。