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CHAPTER10 杖歩行の介護とリハビリテーション意識

富山県介護福祉士会 理事
水島 誠氏
富山県介護福祉士会副会長
舟田 伸司氏

ねらい:患者さんが自分の足で歩くことができるようになると、意欲がわき、豊かな日常生活を営むことができます。歩行のメカニズムをしっかり理解し、杖歩行の介護とリハビリテーションの意義について学びます。

  • 1歩行の意義とメカニズム公開中

    歩行の意義とメカニズム

    日常生活で食事のために食堂に行く、排泄のためにトイレに行くなど、移動の行為によって、より豊かな日常生活を営むことができます。そのため歩行は人にとって、いつまでも維持したい機能の一つです。しかし、高齢者などは、加齢や疾病などにより、スムーズに歩行できない場面も少なくありません。そればかりか、転倒や事故の危険もあるため、介護には十分注意が必要です。ここでは歩行のメカニズムを確認し、適切で安全な介護を提供できるようにします。

  • 2杖歩行の介護公開中

    杖歩行の介護

    杖歩行の介護に当たっては、本人の能力を活用しながらも安全性にはしっかりと配慮します。歩行補助具である杖を使用することによって支持基底面積が増え、患者さんの心身状態の負担を軽減しながら安定した歩行が確保でき、患者さんの行動・活動範囲を拡大することができます。適切な介護量で歩行機会を提供する事により、患者さんの今後の能力が大きく違ってきます。「できる活動」「している活動」をしっかり把握し、適切で安全な介護を提供しましょう。

  • 3日常生活でできるリハビリテーション公開中

    日常生活でできるリハビリテーション

    介護の基本にあるのは、患者さんの残存能力と本人の能力の開発により自立生活を営むための支援です。そして、移動介護の基本は、自立生活を営むための社会参加を促進していくことが最大の目標です。患者さん自身、ほんの少しでも今まで出来なかった事が出来るようになれば、心や身体に必ず変化が出てきます。その変化を引き出す工夫が介護に必要です。日常生活を送る中で、できる能力を十分に活かし自ら行っていくという姿勢を支援することが大切です。