第21回 患者の声にならない訴えを看る~糖尿病患者への看護~ | S-QUE研究会

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S-QUE院内研修1000’ & 看護師特定行為研修

第21回 患者の声にならない訴えを看る~糖尿病患者への看護~

JCHO大阪病院 糖尿病看護認定看護師
吉田 多紀 氏

フィジカルアセスメント(シリーズ) STAGE1〜2

ライブ研修 2月7日(水)/ オンデマンド研修 2月13日(火)〜3月13日(火)

慢性疾患である糖尿病と共に生きる患者を「糖尿病患者」としてだけ捉えるのではなく、「一人の人間」として捉えたうえで関わることが糖尿病患者の支援では重要です。しかし、それだけでは患者の思いに振り回されてしまいがちになりかねません。糖尿病の治療に対する理解を深めることは、患者の思いに沿った医療にもつながります。そして、生活の質に影響する慢性合併症や急性合併症についてもアセスメントし、支援していくことが必要となります。トータル的な患者支援を目指して、糖尿病看護に対する理解を一緒に深めませんか。

発信会場:多根総合病院(大阪府大阪市)

第21回 患者の声にならない訴えを看る~糖尿病患者への看護~

質疑応答

  • トータルアセスメントや多職種の介入や協力、カンファレンスはどのように行われているか教えてください。
    当院では糖尿病チームがありますので、その中で糖尿病内科医師、薬剤師、検査技師、歯科衛生士、管理栄養士、外来看護師、病棟看護師が多職種で月一回事例検討などを行うなど、情報共有する場を設けております。それ以外に、私は今年から病棟の勤務になりましたが、昨年までは外来におりましたので、外来と病棟の風通しを良くしたい、病棟看護師が糖尿病患者の生活者であるという視点をもってほしいとの思いから、病院の院内留学の制度を活用し、病棟のスタッフを外来での療養指導や外来診察の場に同席させてもらいました。そして、、どのようなケアをしているかということを理解した上で、病棟での看護に活かしhてもらったり、外来看護師との連携を強化しています。
    救急外来との連携は難しいですが、CSIIなどのポンプの患者さんが救急外来を受診する可能性もありますので、新しい情報提供をしています。
    また、妊娠糖尿病の方の場合は、産科病棟や糖尿病内科医から連絡をいただきますので、伺ってスタッフと情報共有したり、退院後にもつないでいけるように参加外来や内科外来にも情報を提供するなどしています。大きなカンファレンスの開催は難しくても、適宜情報共有するように努めています。
  • 急性期病院では、主病名の治療が優先され、基礎疾患である糖尿病のセルフケア支援が後回しになったり介入が遅れがちになることがありますが、セルフケア支援のためのツールなどがあれば教えていただけますか。
    講義の中でも述べさせていただきましたが、大阪大学の清水安子先生が開発した「患者セルフケア能力測定ツール」というものがあります。
    無料でインターネット https://www.idsca-nurse.com/member.html から手に入りますので、ぜひご活用していただければと思います(ダウンロードの際はHP記載のメールへ一報が必要です)。
    患者さんを多角的に捉えたり、患者さんのもつ力がわかったり、多職種連携の一助となります。